こえとさん

【開催間近!】7月24日(土)「オンラインおちゃっこ」:ナビゲーターによるゲスト(越戸浩貴さん)紹介

東北いろはにほへと・プロジェクトの第2回オンラインおちゃっこの会の開催が、7月24日(土)にせまってきました。

少人数がZOOMで集まり、お茶でも飲みながらゆったりと、ゲストのお話を聞いたり交流しましょうというイベントです。概要は、「オンラインおちゃっこ」参加者募集!のページをご覧ください。

第2回は、7月24日(土)13:30 ~ 15:00にZOOMにて開催します。オンラインゲストは、岩手県陸前高田市在住で、高田暮舎副代表の越戸浩貴さん(こえと・ひろたか)さんです。

越戸さんをナビゲーターが紹介!

越戸さんがされてきたことを短くまとめるのは難しいです。

越戸さんは、岩手県久慈市(あまちゃんの舞台)出身で、岩手大学の大学院で哲学を専攻したときに陸前高田市の仮設商店街のオープンを手伝ったのをきっかけに、岩手大学の学生とともに市内の飲食店を紹介する冊子を作る活動を始めました。

その後、陸前高田に移住し「まるごと陸前高田協議会」(のちの一般社団法人「マルゴト陸前高田」)を設立。陸前高田の社会資源の掘り出しや発信、関係交流人口を増やす活動に取り組むようになります。陸前高田を訪問するボランティアやスタディツアー参加者の大学生や社会人向けの防災・震災学習や漁業・農業体験、民泊、交流プログラムの開発など、まちづくりや人材育成、産業振興に取り組みました。

このような活動を通じて、越戸さんと知り合い陸前高田を好きになって通うようになった若者たちが、越戸家に寝泊まりするようになります。そして、地域の人たちとも交流を深めるなかで、越戸さんが住む地域にあったお祭りを復活させたいという地元の方の声を聞いた若者たちが越戸さんとともに動きました。仕事や学業の合間をぬって陸前高田に通い、復活には消極的な住民の声にも耳を傾けながら、とうとう祭りを復活させ、世代も住民とよそ者の垣根も超えて盆踊りを楽しんだりするようになりました

このような流れのなかで、陸前高田に移住したい人向けのサポートプログラムや空き家バンクを運営するNPO法人高田暮舎(たかたくらししゃ)を設立します。古民家を改修して、外から移住する若者のためのシェアハウスもつくりました。

ほかにも個人の活動として、家を他の人が住めるようにする「前」の、さまざまな悩み事や相談を聞く仕事もしています。そのために古美術商の資格も取ったそうです。 このように、自らが移住者でもある越戸さんが、地元の住民と外から来た人をつなぐ「ハブ」のような役割をされてきました。

「ただつなぐ」だけでなく、細かいことはいろいろあるにしても、一方的に誰かがガマンするといったことがない「誰も犠牲者にならない」丁寧なつながりを大切にされていると思います。越戸さんと話していると、落ち着く部分とワクワクする部分と、種類の異なる感情をふつふつと感じます。それが、地域の住民のみなさんとのお祭り復活や、越戸家での「寝泊まり人口」の増加(笑)、さらには若者の移住を生んでいるのかなと思います。もちろん個人の魅力ですべてを帰結させてしまうのではなく、事業として成立させる努力も忘れない方です。

陸前高田市だけでなく、東日本大震災で大きな被害に見舞われた地域では、震災によってさらに少子化・高齢化・過疎化・地域の産業衰退などが進んでしまった部分があるかもしれません。日本の多くの地域が今から30年以内に直面する問題が、そこにはあります。その問題にいろいろな側面から挑む人たちがいる。「東北いろは」プロジェクトの実行委員がこれらの地域から目が離せない、また行きたい、いろいろな人の話が聞きたいという思う理由の一つがそこにあります。

越戸さんのお話を、ぜひ聞いてみませんか?

(東北いろは実行委員・ナビゲーター 中原美香)

【開催概要】

日 時:7月24日(土)13:30 ~ 15:00
ゲスト:越戸浩貴さん(高田暮舎/岩手県陸前高田市)
参加費:1,000円(学生は無料)
お申込:PassMarketを使ってお申込みください。
    (ヤフーのアカウントがなくてもお申込できます。)

みなさんのご参加をお待ちしています!少人数のイベントをめざしているので、お申し込みが多くなった場合は先着順になります。ご了承ください。

なお、みなさんからのご発言大歓迎です。「ご意見ありますか」と参加者の皆さんに呼びかけることも多いと思いますが、発言を強要するものではありません。また、顔出しも自由です。耳だけ参加も大歓迎です。

越戸さんの活動を先にもっと知りたい方に

越戸さんの関わる活動を先にをもっと知りたい!という方のために、越戸さんが紹介されているサイトのリンクをいくつかご紹介しておきます。

復興の伴奏者-被災地に寄り添い続けて――⑩越戸浩貴さん(35)=NPO法人高田暮舎=
(東海新報、2020年12月11日付け7面)

みんなでひとつトタン屋根の下。共同所有の『家』で17世帯の集落に賑わいを!(2020年2月に募集したクラウドファンディングのページ)

高田暮舎 悩みを分かち合える場があれば、移住の不安も解消できる
(いわて暮らし移住定住ポータルサイト「イーハトー部に入ろう!」)

次回予告

次回は8月21日(土)13時半~開催。越戸さんとおなじく岩手県陸前高田市から、長洞元気村の村上誠二さんをオンラインゲストにお迎えします。お楽しみに!