おちゃっこウェルカムボード

報告:東北いろは・第2回おちゃっこ終了

7月24日(土)、東北いろはにほへと・プロジェクトの第2回オンラインおちゃっこの会が開催されました。「東北いろはにほへと・プロジェクト」(通称「東北いろは」)とは、東日本大震災を風化させずに防災・減災に取り組んでいる方や、震災で一気に加速した少子化・高齢化・過疎化・地元産業の衰退などの様々な問題に直面するなかで、まちづくりや人の「くらし」に関する活動をしている方とオンラインでお話しながら、まちと人の魅力を感じてコロナ禍が落ち着いたら現地に行ってゲストに会ったり、まちの「いま」を感じましょう!というプロジェクトです。

7月13日には、「説明会」として第1回のおちゃっこを開催しました。第2回からは東北いろはの実行委員がそれぞれご縁のある方をゲストとして毎月お招きしていきます。第2回のゲストには、岩手県陸前高田市在住の越戸浩貴(こえと・ひろたか)さんをお招きしました。越戸さんの紹介は、こちらの投稿をご参照ください。

今回のおちゃっこは、13人の方が参加。越戸さんが陸前高田市に移住してから今まで取り組んできたことや、NPO法人高田暮舎を通じて取り組んでいる移住定住支援促進や空き家バンク事業にくわえ、空き家の管理や相続、遺品整理など、家にまつわるさまざまなテーマで相談・支援活動をしているお話をうかがいました。ほかにも、文化やアートに関する活動や地域のおまつりの継承など、幅広い分野で活動している越戸さん。そこには一貫して「残す」というテーマがありました。家も文化や伝統にも、そして「まち」にも、そこには人々がすごしてきた時間や「モノ」や「ことがら」を大切に思う気持ちがつまっています。「まちづくりは人や人がやっていることへの投資だ」と指摘する越戸さんの「温度感のある残し方がしたい」という言葉が印象的でした。参加者のみなさんのご質問やコメントなどからも、越戸さんのお話に引き込まれていることが、伝わってきました。

越戸さんは、三陸国際術祭2021の「髪長姫 アジアが紡ぐ笛ものがたり」というオンラインイベントにも関わっているそうです。各地の竹笛のしらべを披露し合いながら1つの作品に創り上げられていく舞台は、9月5日(日)13時半~16時半、YouTubeで無料配信されるとのことなので、ぜひみなさんご覧ください!

おちゃっこの締めくくりに、越戸さんがパソコンを持って自宅外から陸前高田の景色を見せてくれました。のどかな風景と越戸家の涼し気な風鈴の音がとてもよくマッチしていました。まさに越戸家で「おちゃっこ」している気分になれました。

おちゃっこ記念撮影写真ぼかし
最後に参加者のみなさんとの「記念撮影」。ぼかし処理を施しました。

次回のおちゃっこは、8月21日(土)13時半~15時に開催します。次回もゲストは岩手県陸前高田市から、一般社団法人長洞元気村(ながほらげんきむら)の村上誠二さんお迎えします。東日本大震災で、集落60戸のうち28戸が津波の被害に遭ってしまった長洞地区のみなさんが、避難・仮設住宅生活やボランティアなどの受け入れを通じて、防災プログラムや「好齢」(こうれい)ビジネスを開発していった長洞元気村のお話など、いろいろうかがえると思います。近日、参加者募集始めますので、ぜひ、ご参加よろしくお願いします!